「まず理解しておくべき文法を知りたい」
「独学で学習しているため、文法の理解が曖昧」
「韓国語の学習は何から始めたらいいの?」
韓国語を学び始めた方は、まず基礎的な文法の理解が大切です。文法は文章の骨格を成すもので、単語などと並行して学んでいくことが求められます。
初級の文法を理解すれば、日記や短い手紙が書けるようになり、韓国語を学ぶ楽しさをより感じられるようになるでしょう。
そこでこの記事では、韓国語初級者向けの文法について以下の内容を解説します。
- 韓国語初級者が押さえておくべき文法の特徴
- 韓国語の初級文法
- 最短でマスターできる学習方法

本記事では良く使う初級文法を厳選して紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください!
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韓国語初級者が押さえておくべき文法の3つの特徴

具体的な初級文法を紹介する前に、韓国語の特徴を説明します。共通する特徴を理解することで、文法を理解しやすくなるでしょう。
- 語順は日本語と同じ
- 助詞は名詞につく
- 敬語には種類がある
一つひとつ特徴を見ていきましょう。
1. 語順は日本語と同じ
韓国語は、語順が日本語と同じ「主語+目的語+述語」です。語順が同じということは、単純に言えば日本語の文の単語を置き換えれば韓国語になります。

日本語と語順が同じなのだと知っていれば、一気に韓国語文法が身近に感じられるのではないでしょうか!
韓国語は日本人が理解しやすい言語と言われることがあります。その理由は、韓国語と日本は語順が同じであるという特徴があるためです。
2. 助詞は名詞につく
韓国語と日本には「助詞の使い方」でも共通点がある点を理解しておきましょう。韓国語の助詞は日本語と同様に、名詞に付いて文中での役割を示します。
例えば、日本語では「私は~」「映画が~」など、名詞の後に「は」や「が」が付きます。

韓国語でも同様に名詞の後に助詞が付き「나(私)는(は~)」「영화(映画)가(が~)」となります。
語順や助詞の使い方に共通点があるので、韓国語の文法を恐れることはありません。
3. 敬語には種類がある
韓国語には、敬語に複数の種類があります。状況や相手に応じて、複数の表現を使い分けることが求められます。日本語と共通する考え方ではありますが、少し難しいポイントともいえるでしょう。
具体的には、韓国語には以下の3つの表現があります。
- 니다体(ニダ体): フォーマルな場面で使用される丁寧な表現
- 해요体(ヨ体またはヘヨ体): カジュアルな丁寧表現で、日常会話でよく使われる
- 반말(パンマル): 親しい間柄や目下の人に対して使う非敬語表現
韓国語初級者が一気にすべての表現を覚えることは困難です。

初めて文法を学ぶ方は、まず日常会話で使うヨ体(へヨ体)を覚えましょう!
韓国語の初級文法10種類を解説

ここからは、初級者が押さえておくべき文法を紹介していきます。文法と一口に言っても、様々な種類があります。

こちらでは、以下の10種に分けて解説していきますので、一緒に見ていきましょう!
- 助詞
- 接続詞
- 時制表現
- 否定表現
- 敬語表現
- 推測表現
- 可能・不可能表現
- 感嘆・共感表現
- 許可表現
- 希望表現
すぐに実際に使える文法ばかりですので一つひとつ確認してみてください。
1. 助詞
初級文法の最初は「助詞」です。韓国語の助詞は、日本語と同様に「名詞」に付いて使われることが特徴です。こちらでは「~は」「~が」「~を」という基本の助詞を3つ紹介します。
韓国語で覚えておくべき助詞については、関連動画「【完全攻略】韓国語の基本助詞20選」でも詳しく紹介しています。こちらもぜひチェックしてみてください。
1-1. 主題助詞:~は(는/은)
まずは「~は」です。「私は~」などで頻繁に使われるため、初級者がまず最初に覚えておくべき助詞と言えます。韓国語で「~は」は「는/은」と書きます。
前の単語が母音で終わる場合には「는」を、パッチムの場合には「은」をつけます。以下は実際の使用例です。
- 저는 학생입니다(私は学生です)
- 옷은 검은색 입니다(服は黒色です)
「저(私)」は、母音のため「는」を使っています。「옷(服)」はパッチムのため「은」を使います。

使い分けは、前の単語にパッチムがあるかを確認すれば良いだけですね!
1-2. 主格助詞: ~が(가/이)
次は「~が」です。韓国語で「~が」は「가/이」と書きます。こちらもパッチムの有無で変わります。
前の単語が母音で終わる場合には「가」、パッチムの場合には「이」をつけましょう。以下は、使用例です。
- 학교가 즐거웠어요(学校が楽しかったです)
- 이름이 있습니다(名前があります)
「영어(英語)」は母音のため「가」、そして「이름(名前)」はパッチムがあるため「이」を使っています。
1-3. 目的格助詞: ~を(를/을)
「~を」は「를/을」と書きます。こちらもパッチムの有無を確認しましょう。
前の単語が母音で終わる場合には「를」、パッチムがある場合には「을」をつけます。
以下の使用例で確認しましょう。
- 영화를 봅니다(映画を見ます)
- 애인을 만납니다(恋人に会います)
「영화(映画)」は母音のため「를」を使い「연인」はパッチムがあるため「을」になります。
2. 接続詞
次は「接続詞」です。初級者が覚えておくべき「接続詞」は、以下の2つです。
- だけど/でも/のに:「그런데」「하지만/그렇지만」
- ところで/そういえば:「근데」
「だけど/でも/のに」は、場面によって使い分けます。「그런데」は日常的に使われる表現で「하지만/그렇지만」は硬い表現です。「だけど/でも/のに」は、場面での使い分けはありません。
以下の使用例を確認しましょう。
- 「だけど/でも/のに」:한국에 가고 싶다. 그런데 돈이 없다.(韓国に行きたい。でもお金がない。)
- 「ところで/そういえば」:근데 여행은 어땠어요?(ところで、旅行はどうでしたか?)
使用例では、日常的に使われる表現で「그런데」が用いられています。
3. 時制表現
ここからは「時制表現」を紹介します。時制表現とは「現在・過去・未来」を表現する文法です。「現在・過去・未来」それぞれ紹介していきますので、確認してみてください。
3-1. 現在形:(動詞の語幹+는)
「動詞の語幹+는」は、現在を表す動詞の連体形です。連体形とは「今見ている映画」という様に、名詞を詳しく説明する際に使います。

「語幹+는」が基本となり「다」をとって「는」をつけるだけです!
以下の2つの使用例を確認してみましょう。
- 「見る」:基本形「보다」→現在連体形「보는」
- 「行く」:基本形「가다」→現在連体形「가는」
それぞれ「다」をとり「는」がついていることがわかります。
3-2. 過去形:~した(動詞の語幹+았/었다)
次に過去形の連体形です。過去形の連体形は「動詞の語幹+았/었다」と書きます。現在形とは異なり、動詞が母音の文字によって活用が変わる点に注意が必要です。
母音が「ㅏ/ㅗ」の場合には「았다」をつけ、母音が「ㅏ/ㅗ以外」なら「었다」をつけます。以下の使用例で確認してみましょう。
- 「ㅏ/ㅗ以外」:「먹다(食べる)」→「먹었다(食べた)」
ただし「가다(行く)」の場合には、過去形にしても「가다(行った)」と表記します。これは、母音縮約といい、語幹と語尾または助詞がくっついて1つの音節になるからです。

このように例外も存在することを、覚えておいてください。
3-3. 未来形:~するつもり/~だろう(動詞の語幹+ㄹ/을 것이다)
未来形は「動詞・形容詞の語幹+ㄹ/을 것이다」と書きます。未来形を使う際には、パッチムの有無を確認しましょう。パッチムがない場合は「ㄹ 것이다」、 パッチムがある場合は「을 것이다」を使います。
以下の使用例を確認しましょう。
- 오늘은 도서관에서 공부할 거예요(今日は図書館で勉強する予定です)
- 오늘 뭐 할 거예요?(今日なにする予定ですか?)

パッチムの有無を確認するだけで使い分けができますね!
4. 否定表現
こちらでは「否定表現」を紹介します。初級者は、以下の3つを押さえておきましょう。
- 動詞と形容詞の否定文:「안 」
- 名詞の否定文:「이/가 아닙니다」
- 否定の一言:「아니요/아뇨」
それぞれの否定表現の使い分けは、以下の使用例を見るとわかりやすいでしょう。
- 動詞と形容詞の否定文:안 가요 / 가지 않아요(行きません)
- 名詞の否定文:저는 한국 사람이 아닙니다(私は韓国人ではありません)
- 否定の一言:아니요. 저는 가지 않아요(いいえ。私は行きません)
「行きません」のように動詞に付く場合には「안 」、また「韓国人ではありません」と名詞を否定する際には「이/가 아닙니다」を用います。一言「いいえ」と言う際には「아니요/아뇨」となります。
5. 敬語表現
敬語表現では、場面に応じて「으십니다」と「으세요」を使い分けることがポイントです。以下の使用例を見てみましょう。
- 「語感+으십니다/십니다」ニダ体の最もかしこまった尊敬語
- 「語感+으세요」ヘヨ体の柔らかい尊敬語
かしこまった場面では「ニダ体」、柔らかい表現にした場合には「へヨ体」を用います。
6. 推測表現
推測表現とは、日本語で「~でしょう」「ようです」と言った言葉です。推測や予測をする際に用います。推測表現は「動詞・形容詞・名詞」のどれに結び付くかによって変わります。
- 「動詞の語幹+ㄴ/은、는、ㄹ/을 것 같다」
- 「形容詞の語幹+ㄴ/은、ㄹ/을 것 같다」
- 「名詞+인/일 것 같다」
使い分けをしっかり理解しておきましょう。
7. 可能・不可能表現
次に可能・不可能表現を覚えておきましょう。
- 可能表現(~できる):「語幹+ㄹ/을 수 있다」
- 不可能表現(~できない):「語幹+ㄹ/을 수 없다」
それぞれパッチムの有無によって活用が変わります。可能表現の場合、語幹の最後の文字にパッチムがあれば「을」、なければ「ㄹ」が付きます。不可能表現では、パッチムがあれば「을」なければ「ㄹ」を付けます。
以下の使用例で確認しておきましょう。
- 저는 한국어를 할 수 있어요(私は韓国語ができます)
- 지금은 전화할 수 없어요(今は電話できません)
8. 感嘆・共感表現
「ですね」「ますね」といった感嘆や共感を示す表現があります。初級者は、以下の4つを押さえておけば良いでしょう。
- 「語幹+네요(ですね、ますね)」
- 「名詞+이네요/네요(ですね)」
- 「語幹+네(だね)」
- 「名詞+이네/네(だね)」
以下の使用例では、一般的な表現と「感嘆・共感表現」を比較しています。それぞれ確認してみてください。
- 「語幹+네요」
「맛있다(美味しい)」→「네요→맛있네요(美味しいですね)」 - 「名詞+이네요/네요」
「한국산(韓国産)」→「한국산이네요(韓国産ですね)」 - 「語幹+네」
「싸다(安い)」→「네→싸네(安いね)」 - 「名詞+이네/네」
「김치(キムチ)+「네→김치네(キムチだね)」
9. 許可表現
相手に許可を取りたい時に使う表現を紹介します。初級者は、以下の3つの文法を覚えておきましょう。
- してもいいですか?:「語幹+아도/어도 돼요?」
- してもいい?:「語幹+아도/어도 돼?」
- してもいいかな?:「語幹+아도/어도 되나?」
ニュアンスの違いは難しいですが、実際に使用しながら慣れることが大切です。
10. 希望表現
希望表現とは「~したい」と言った自身の意思を示す際に使います。基本形だけでなく、疑問形と過去形も覚えておくと文章の幅が広がります。
- ~したいの基本形:「動詞の語幹+고 싶다」
- 疑問形「〜したいですか?」:「고 싶습니까?」「고 싶어요?」
- 過去形「〜したかったです」:「고 싶었습니다」「고 싶었어요」
- 丁寧表現「〜したいです」:「습니다/ㅂ니다」「아요/어요」
以下の使用例を確認してみましょう。
- 한국에 가고 싶습니다(韓国に行きたいです)
- 한국에 가고 싶습니까?(韓国に行きたいですか?)
- 밥을 먹고 싶었어요(ごはんを食べたかったです。)
韓国語文法は、数多くありますが、初級者はまずこちらで紹介した内容をマスターしましょう。

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韓国語初級者が最短でマスターできる学習方法3ステップ
韓国語初級者の中には、学習方法に悩んでいる方は多いでしょう。独学で学ぶ場合、何をどうやって勉強すれば良いかわからないという方は多くいます。
こちらでは、最短で韓国語をマスターする方法を3つ紹介します。
- ハングルを完璧に習得する
- 文法と単語を並行して学ぶ
- アウトプットを心がける
関連動画「【初公開】実際に僕がやっていた韓国語勉強法3ステップ」では、僕が実践してきた学習方法を紹介しています。こちらもぜひチェックしてみてください。
1. ハングルを完璧に習得する

韓国語が上達しなくて悩んでいる方は、ハングルの理解が曖昧なことが原因です!
韓国語を習得している人はハングルを完璧に理解しています。ハングルの理解が曖昧なままでは、韓国語の習得は困難です。
ハングルが理解できているとは「発音・書き・読み」を日本語と同じレベルでできることを指します。具体的な学習方法としては「書きながら読み、テストを繰り返す」ことが効果的です。
2. 文法と単語を並行して学ぶ
韓国語の学習の際には、単語と文法はどちらかに偏らず、両方を同時に学ぶことがポイントです。単語だけを勉強したり、文法だけを勉強したりすると、会話や文章作成でつまずき、モチベーションが低下する原因になります。

単語と文法をバランス良く学習していくことが大切ですね!
3. アウトプットを心がける
韓国語を習得するためには、アウトプットが重要です。学んだ単語や文法を実際に使い「日記を書く」「会話をする」ことが、記憶を定着させるために有効です。
会話をしたくても話す機会がないという方は、鏡に向かって独り言でも構いません。

インプットばかりではなく、アウトプットを重視しましょう!
韓国語初級文法一覧を完璧にマスターしよう

韓国語をマスターするには、ハングルの完璧な習得は欠かせません。初級者の方は、こちらで紹介した初級文法を完璧にマスターしておきましょう。

文法をマスターすると、表現の幅が広がります!
なお、韓国語の学習方法で悩んでいる方は、以下のボタンから僕の公式LINEに登録してみてください。韓国語を最短でマスターできる学習方法を詳しく紹介します。
「これから韓国語の学習を始めたい」「挫折しそう」という方におすすめの内容です。韓国語を身につけて、推しのライブやテレビドラマなどの趣味をもっと充実させましょう!
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